私たちは、科学・宗教・哲学・医療など分野を問わず古今東西の叡智から学び探究し、企業や教育機関そしてコミュニティなど人が集まる場の関係性において様々な実践をしてきました。
私は幼い頃の体験から、「多様な人々が異なるままに平和裡に共存するためにはどうすればいいか」、「日本人としてどのような貢献ができるのか」という問いを胸に、国際協力、難民支援、多文化共生の領域で仕事をしてきました。
政府系金融機関で開発途上国の紛争後の復興・平和構築のためのプロジェクトを担当したり、国内の難民・移民の法的支援に関わりながら、自分の外側の世界に「平和」を作ることに取り組む中で、正義を叫び合うことの不毛、裁くという行為が生み出す新たな暴力の連鎖に、無力を痛感していました。
東日本大震災をきっかけに、防災教育を中心に在住外国人の日本社会・文化へのソフト・ランディング研修を行う一般社団法人 和なびジャパンを創設し、国内の多文化共生に取り組むようになりました。
ご縁の中で一橋ビジネススクール(留学生が8割を占める英語のMBAプログラム)を中心に、日本文化体験を通じた自己理解・相互理解プログラムを提供するようになり、日本文化の様々な叡智に触れる体験の一つとして、禅寺での坐禅体験にご案内する役割を担ってきましたが、この際、全世界の人が、同じことで悩んでいるということに気づきました。
それは、「自分の感情をコントロールできるようになりたい、心を穏やかに保つ方法が知りたい」、「人間関係の課題を抱えている、良好な関係を築きたい」ということ。お迎えした世界各国の20-70代までの様々な方が、驚くほど同じ悩み・願いを表現されていました。
そして、もう一つ。坐禅会で静かに坐り、和尚様を囲んで心の内を分かち合う対話を行うと、どのグループも驚くほど急速に仲良くなるということにも気づきました。
ずっと、和は外側の世界に「自ら作る」ものだ、と思っていましたが、和は内側の心が整えば「自ずと生まれる」ものなのかもしれない…と思いました。また、人々の「関係性」が良好で安定している「結果」として生まれるのが平和なのかもしれない...と思うと、心を整えること、関係性に取り組むことがとても大事なことのように思えました。
また、子育てを通じて、評価・判断・競争を前提とした社会の構造、そして自分自身の育ちの中で感じてきた葛藤にあらためて向き合う中で、一人一人の子どもが、ありのままを大切にされ、共感的で丁寧な眼差しの中で育つことが、ダイバーシティとインクルージョンを大切にする社会を築いていく上で不可欠だと感じるようになりました。
以来、「共感」や「つながり」をキーワードに、心・精神・意識・関係性について様々な学びを取り入れて、「自ずと和が生まれる共有体験の設計」、「場づくり」を探求し、その共創のうつわとして2021年3月に合同会社Healing Connectionsを立ち上げました。
この探求の過程は、自身の身近な関係性における痛みの記憶の癒しの道程でもあり、ハートから自分の本質につながり直す旅路でした。
気づかされたのは、自らの思考・感情・身体感覚の奥にある「願い」に耳を澄まし、ハートから自分、他者、そして世界と温かくつながる「コヒーランス」状態を体感するとき、「他者の願いは私の願いでもある」「全ては繋がっている」という理解が起こること。
「味わったことのない料理は再現できない」と言いますが、その深く繊細な領域を共に味わうことさえできれば、和は再現性をもって広がっていくのではないかと思っています。
まだまだ探求は道半ばですが、今は、ハートのガイダンスに従って、様々な方と共創しながら、コレクティブな癒しと気づきが起こる現場に立ち合わせていただくことがよろこびです。
自分自身の「本質」とつながり、他者とも深くつながる、豊かで共感的な世界を、一人でも多くの方とご一緒に拡げていけたら嬉しく思います。どこかでご一緒させていただける日を楽しみにしています。
木村素子
包括的・多角的な関係性へのエンパワーメント
私たちは組織における共感的なコミュニケーションや関係性をテーマとした人材研修、人間性に立ち戻るスペースや習慣(リズム)の環境設計、コレクティブな癒しと気付きが出現する対話のリトリートなどを実施してきました。それらの経験を包括的・多角的に組み合わせて、「和」の出現、ポジティブな組織文化の創出と定着をサポートします。
人材研修
コネクション・プラクティス
日本文化体験を用いた相互理解研修
日本の「道」の伝統文化は禅の影響を受け、ノンバーバルな直接体験を通じて自身の内面と向き合い、潜在意識と対話し、多様な構成員の相互理解を促す素晴らしいツールとなり得ます。グローバル企業やビジネススクールなど、多国籍の環境でのチーム・ビルディングとしてもご好評いただいています。
環境設計
拡張家族になれるCo-Living空間
生活リズムを同期する遠くのご近所
コロナ禍の急激なライフスタイルの変化で生じた孤独と怠惰に寄り添うために、習慣化プラットフォームNestoは、オンライン上で生活習慣を共にする小さなコミュニティ(リズムと呼ぶ)を繋げるプラットフォームとして存在していた。天体や季節のリズムとも同期しながら、時を整え、ウェルビーイングな暮らしとはなにかを共に探求していました。
リトリート
〇〇と対話のリトリート
組織の課題を対人関係からアプローチしようと考えるご担当者さま、協働するメンバー一人一人に丁寧につながり、関係性の土壌を耕すことでプロジェクトを強力に進めていくことにご関心のあるご担当者さまなどのお声がけをお待ちしています。その他のご質問やご依頼、対話セッションや講座の申込も、こちらからお気軽にご相談ください。